STEP1
PuppyLinuxとは
PuppyLinuxとはどんなOSかをまずご紹介しましょう。PuppyLinuxのWebサイトによりますと、『小さく、軽いながらたくさんのアプリケーションを持った Linuxです。』とのこと。Linuxとは、Windowsでもなく、MacOSでもない、第3のOSといったところでしょうか。
パピーリナックスの目標というところには、
- USB、ZIPまたはハードディスクに簡単にインストールできる事。
- CD(あるいはDVD)から起動しても、CDドライブは他の目的のために使える事。
- CD(あるいはDVD)から起動して、CDにすべて保存できる事。
- USBフラッシュドライブから起動しても、最小の書込みで寿命を伸ばせる事。
- リナックス初心者にも、とてもやさしい事。
- 一旦起動すると、非常に早い事。
- 日常必要なすべてのアプリケーションを持っている事。
- 安定している事。簡単である事。
- 古いパソコンに新しい命を吹き込む事。
- ディスクレスの薄いステーション用に全てRAMへロードして実行できる事。
といった目標が挙げられています。この中で私たちにとって重要なのは『リナックス初心者にも、とてもやさしい事。』、『古いパソコンに新しい命を吹き込む事。』の2つ。目標と書かれていますが、目標は達成されており、もう特長になっています。
しかもこのOSは無料で使えるんです。
インストールできるパソコンは?
サイトを見ますと、動作条件の欄に『CPU:Pentium 166MMX,RAM:128MB,CDROM:20倍速以上 メモリーは128MBでも動きますが、できれば256MB以上あれば快適に使えます。』と書かれています。
この動作条件よりも性能が上なら大丈夫です。おおよそ10年くらい前なら余裕でOKそうです。
ただし、メモリ量が少ないと快適に動作しないので、場合によってはメモリを追加する必要があるかもしれません。しかし追加するためにお金がおおよそ 4000円以上かかるなら、再活用は諦めたほうがいいかもしれません。もう少し出せば中古でもっと高性能なパソコンが買えてしまいます。
またここ数年のうちに発売されたパソコンなら、Puppyにとってはかなり高性能です。もちろんPuppyを入れてもいいんですが、Ubuntuなどの高性能なLinuxを使ったほうが良いかもしれません。
それから、上記の条件は、IBM PC/AT互換機という類のパソコンが対象となっています。MacintoshやPC-98シリーズなどは対象とはなっていません。
Windowsと違うところは?
基本的なことはWindowsとそんなに変わるところはないんですが、それでも違うところが多少あります。いくつか挙げてみますと、
- PuppyLinuxの操作は1クリックが基本になっています。しかしこれは設定でWindowsと同じようにダブルクリックを基本にすることが出来ます。
- USBメモリを挿した時、自動的にマウントしてくれない。これはUSBメモリを挿して一度開く動作をすることで解決できそうです。
- ハードディスクにはCやDといったドライブレターではなく、sda1やsda2といったLinux特有の名前が付けられます。これはこういうもんだと思って使えばよさそうです。
- ワープロ等のソフトからファイルを開こうとする時、例えばハードディスクは『mnt/sda1』という場所にあります。これもこういうもんだと思って使いましょう。
- プリンタや無線LANを使っている場合は設定するのに面倒な場合があります。こればっかりはマイナーOSゆえ、メーカーがドライバを出してくれていないのが原因なので、仕方ないですが、まったく使えないワケではありません。知識と頑張りがあれば乗り越えられるでしょう。
- Linuxにはマイクロソフトオフィスそのものはないので、以前作った文書を再利用したいという場合には、うまくいかないこともあります。ただし、ワープロや表計算を使いたいという用途でマイクロソフトオフィスとの互換性を考えなくていいなら、Puppyには標準でワープロソフトも表計算ソフトも入っていますし、またOpenOffice.orgを使えばマイクロソフトオフィスとほぼ同等の機能を使うことが出来ます。
- Puppyにはデスクトップが2つあります。使うととても便利なのですが、Windowsには無いので初めてだと戸惑うかもしれません。
- ファイルのコピー&ペーストがWindowsとは操作感が違います。これはコピー元フォルダとコピー先フォルダを両方開いてドラッグアンドドロップすることで対処できると思います。
注意点
実はPuppyLinuxは同一バージョンで、通常版、スタンダード版、レトロ版3つのタイプがあります。
普通は、通常版を使用すればいいのですが、パソコンによってはハードウェアの構成により、うまく動かないものもあるので、古いハードウェアに合わせてカーネルというOSの基本部分のバージョンが違うタイプが用意されているのです。
まずは、通常版を使用してみてください。それでうまく動かない場合は他のタイプを試してみてください。